骨格は、世間一般では「固い」というイメージがあると思います。ヒビが入ったり、折れたり・・・だから、形が変わるという事にピンと来る方は少ないかもしれません。
でも、骨は生きています。細胞の集まりなのでゆっくりと負荷に応じて形を変えていきます。
誰もが一度は見たことがある例で言いますと・・・・
お年寄りの身体と、若い方の身体、形が大きく違いますよね?
その形の差を、筋力の衰え・加齢などで説明は難しいでしょう。
文字通り、骨格から形が違いますから!
人の骨格は、日々の生活の負荷や自分自身の体重でもゆっくりと変形を繰り返し、形を変えていきます。
その積み重ねが、お年寄りの骨格と、若い方の骨格の形の差となって出てきます。
誰もが、骨格の変形を少しずつさせながら生きているのです。
それだけではなく、産まれてから今までの 打撲、眠り方、スポーツ、事故、仕事、家事、育児、出産・・・・・
様々な事で、骨格の変形を積み重ねています。
その変形が原因となって、痛み・症状・姿勢・左右のバランスの差 様々な形となって出てきます。
そして、その変形は そのままにしておいて自然に元に戻るということはありません。
産まれてから一度も身体に負荷がかかった事が無い!という人は存在しないので、
老若男女関係なく,誰もが骨格が変形した歪みを持っています。
そして、その変形を伴う骨格の歪みが様々な痛み・症状となって現れます。
また、姿勢や顔のバランスの悪さを引き起こす原因ともなります。
その変形を戻して、正しい骨格で安定させるのが骨格調整なのです。
もみほぐすのではなく
つまりを流すのではなく
支える筋力をつけるのではなく
根本的に、骨格から 身体の仕組みを正しい状態に変えてしまえるのが
骨格調整です。
さて、その変形をなぜ戻せるかというと・・・・・
先ほど書いたように、骨が「生きている」からです。
私のイメージでは、固くて動かないというより
しなやかで、柔軟性に富む、強い素材 それが私のイメージの「骨」です。
イメージとしては、植物の枝に近いでしょう。
木の枝は、柔軟性に富み、生きて呼吸もしています。負荷に対しても、形を変える性質があります。限度を超える大きな負荷が掛かると、ボキッと折れてしまいます。
私の「骨」のイメージは、木の枝にとても近い。
戻すときは、それぞれに違う骨格の「変形」を見つけて 優しくじんわり、元の形へと器具や手を使い押していきます。
正しく戻すポイント、方向、形が合っていれば 痛みもなく、ジワっと元の形に戻ってくれるのが骨格なのです。
そして、骨格の変形が戻れば、それは安定します。 積み重なった変形を、バランスを見ながら整えていく・・・
その結果、痛みや症状、姿勢や顔・形の変化となって表れていきます。
だから、全員違う施術になりますし、再び来店された同じ方でも、全く同じ施術をする事はありません。
ちゃんと、形が整っていき、本来ある骨格を取り戻していく。
痛み・症状の無い健康な身体と、本来の美しさ、若い時と同じ骨格の形から出てくる活力。
私は、正しい形・機能を持った整った美しい骨格は 何にも代え難い財産になると考えています。